内容説明
日本の労働運動史上に最大の闘いとして特筆される、60年安保と三井三池の決戦。経済成長と賃上げの闘いの記録。
目次
安保と三池の決戦
高度経済成長の展開
大幅賃上げと政策転換闘争
社会党・総評ブロックの動揺
国際舞台のうえで
池田・太田会談、同盟、JCの結成
感想・レビュー
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根室
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安保・三池決戦、浅沼の暗殺、構造改革論争、政策転換闘争。政策転換闘争では、日本の南と北から総勢千人の炭鉱労働者が坑内作業の姿で上京し、政府に雇用の保証を陳情した。構造改革については、本の中で何度も出てくるのでキーワードらしいのだけど、自分にはあまりピンとこなかった。改良主義に陥る危険性? 依然として社会党は自民党に次ぐ巨大な政党だけど、いつ何回選挙をやっても自民に勝てないという雰囲気がある。この巻から高度成長が本格的になってきた。まだ総評・社会党は健在という感じだが、次の巻あたりから衰退がはじまるのかな2012/05/20