出版社内容情報
開発社[カイハツシャ]
著・文・その他
内容説明
突出した才能を持つ文豪たちは、実に曲者揃いだ。自らの性欲に忠実で多くの愛人を抱える者。借金を繰り返して遊蕩三昧する者。少女性愛などの特殊なフェティシズムを持つ者。酒に溺れて素行不良を繰り返す者。薬物依存症や精神疾患を抱えて死を選ぶ者…。「事実は小説よりも奇なり」とは言い得て妙であり、彼らの人物像に迫れば迫るほど、彼らが生み出した名作を、はるかに凌ぐ物語が見えてくる。彼らの意外な素顔を知ることで、作品への理解が深まるはずだ。
目次
第1章 文豪の性愛(谷崎潤一郎―男とは女性の美にひざまずくものなり;田山花袋―文壇に衝撃を起こした匂いフェチ ほか)
第2章 文豪の色情(森〓外―エリート文士が囲い続けた別居の愛妾;与謝野鉄幹―恨みを買って怪文書が出回った詩歌壇の寵児 ほか)
第3章 文豪と家族(島崎藤村―姪との近親相姦を小説にして世間に発表;佐藤春夫―谷崎から妻を譲り受けた「細君譲渡事件」 ほか)
第4章 文豪の情緒(夏目漱石―幻聴と被害妄想に苦しんだ巨匠;有島武郎―スランプ下で不倫に走り情死を選ぶ ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
退院した雨巫女。
11
《私-図書館》みんな破天荒ですね。文豪になる方は、普通ではないのかもしれない。2021/09/12
Yappy!
5
闇が深い・・・、作品が好きとか写真だけ見てて格好いいとかイケメンとか、学校で習っている部分だけだと美化されているので好印象なんですが、まあみなさんなかなか一癖も二癖も。 知っている作家でも咀嚼に時間がかかるけれど知らない名前もありの、だれだれの父親とか誰の愛人だとか現代に続く人にも関係しているので整理しながら読むと意外に一つ一つに時間がかかった。 この出版社のシリーズはなかなかちょいと読むのに面白いけれど、とっかかりにしてちゃんと調べないと一部怪しいところもあるなぁという感想。2022/01/11
きっちょ
5
文豪と呼ばれた偉人のほとんどが不倫や同性愛など、今では偏った性癖と呼ばれるものを持っていたことを紹介してくれている本。 まあ昔は今ほど娯楽も少なかったし、女遊びにふけりたくなる気持ちもわかる。特に人間の感情を言葉にするのを職業としている人たちだからなおさら。2021/08/03
oooともろー
2
性癖だけではない、文豪たちの面白いエピソード集。人格破綻者が多い。2022/01/06
伊達酔狂
1
☆☆☆☆☆2023/08/18
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- 和書
- ネットワークリテラシ