内容説明
過去数十年にわたる力学モデルの研究と計算機の進歩により、圧密変形や液状化問題など多くの地盤工学の分野で数値シミュレーションによる現象の予測が行われ、多くの成果を上げてきており、今後更なる進歩が期待されている。本書は、地震地盤工学の主要なテーマである地盤および地盤と構造物の動的解析を対象としたテキストであり、平易に最新の成果を含む基礎から応用までの内容を説明したものである。
目次
第1章 動的解析の意義と概要(動的解析の目的;解析の手順 ほか)
第2章 土の動的性質と地盤の動的挙動(土の動的性質;地盤の動的挙動)
第3章 入力地震動(地震動の基礎;断層の破壊過程を考慮した地震動評価手法 ほか)
第4章 動的解析法(土の構成モデル;全応力地震応答解析 ほか)
第5章 地盤と構造物の地震時挙動(地盤の動的解析;護岸の動的解析 ほか)