内容説明
現代の魔術師が明らかにする魔術の定義と概念。魔術の世界への招待。
目次
第1章 魔術と自然法則
第2章 魔術の宇宙
第3章 世界と魔術師
第4章 視覚化と魔術師の修行
第5章 儀式の意味
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
彬
3
なかなか面白かった。魔術というとファンタジーやオカルトのイメージがある。それを扱う書物といえば妙に偉そうだったり荘厳な文体だったり、はたまた比喩が飛んでまったくちんぷんかんぷんだったりなイメージがあるのだが、この本は読みやすかった。語られる知識は浅く、ただ話のもっていき方、科学知識の絡め方は上手で、それだけで入門書として上出来だ。これが実践篇となるとどうなるのか興味がわいたので、機会があればそちらも読みたい2012/04/27
ルリヲ・メランコリー
2
一般に非科学的なものとして安易に捉えられがちな魔術だが、本書では、科学的な比喩や親しみやすい文体を通して、魔術という語に良い印象を持たない読者にも、合理的で理解しやすい魔術の解説が行われている。内容はそれほど深くないが、魔術とは何かを知るには、最適な入門書と言えると思われる。
DM
1
一応理論っぽいことは書いてはあるがそれが本当に正しいのかは分からないし、正しかったとしてもすぐに理解して納得できるわけでもない。 魔術は一種の壮大な知の体系なので、この一冊を理解するためにも色んな幅広い知識が必要になってくる。なのでまぁ哲学やら宗教に関するものもいっぱい読んで、たまにこの本も読み返していこうと思う。2019/09/30
雑草(仮)
1
存在しているけど、未だ人間には知覚できてない世界がある。決して否定はできない。聞き慣れない単語とか難解な箇所もあり、なかなか頭に入ってこなかったけど、最後まで興味深く読めた。まず自分の精神構造を理解しつつ、コントロールしないといけない。意識の奥深くに潜りつつ、それらと外界を繋げていき、最後に新天地に羽ばたいていく?自らの想像力を養い、想念を鍛錬するという意味では、4章に書かれていた基礎的な修行法などで得られる能力は、魔術以外の場面でも大いに役立ちそうだった。2019/04/16
西村修平(偽)
1
眉唾ものだと思って読んでみたが、なかなか面白い。科学的考証がされてる魔術入門書だ。魔術は無意識によって生じているそうだ。脳科学が好きな人にはオススメかも2015/04/01