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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kei
15
息子たちへ、と副題にありますが、これまでの石ノ森先生 ご自身の人生の振り返りと若い人たち、特に漫画を志す人 へのメッセージ色が強い内容です。小説家を志していたそうで 文章がとても読みやすい!スラスラと読み進められました。 豪快な方だったようで、あちらこちらと興味が尽きず 漫画の仕事が順調に見えても本人に葛藤があったときには 3か月のお休みを取って海外旅行へ! この体験が後のサイボーグ009の元に。 とてもバイタリティーがあった方であり 生きた時代もまたバイタリティーがあったんだなと 感慨深かったです。2018/01/15
木々 孝太郎
3
僕が創作をする基盤になった本。石ノ森章太郎最後のエッセイ。後輩の漫画家やファン、ご子息に向けたメッセージと自伝で構成されている。「漫画は悩んで描かない方が良い物が出来る」「悩むならとにかく手を動かしてごらん。僕はそうやって乗り切った」「才能はほとんど技術でカヴァーできる」等の言葉に中学生だった僕はとても感化され、再読した今も肩の荷が降りたような爽快感を戴いた。物を作るにはキッカケがあれば技術で出来る事を知り、創作=崇高という感覚から一気に自分でも出来るんじゃないかと身近にさせてくれた名著。2012/06/14
しま
1
石ノ森さんの漫画への情熱や創作活動について、若かりし頃の話、それから息子を含め今の若い人たちへのメッセージ。優しい人柄が伝わって来ます。読んで良かった!宮城にあるという2つの記念館にはいつか必ず行ってみたい。2011/08/21
乃々 恵
0
「100分de石ノ森章太郎」で紹介されていて気になっていたのをやっと読了。石ノ森先生のようなすごい方と比べるのはおこがましいけど、私もあれもこれもといろんなことに手を出し、興味があちこちに散らばるタイプなので、そんな生き方を肯定されている先生の言葉に勇気づけられた。とても分厚い本だけど、石ノ森先生の人柄や熱い想い、周囲の人から熱烈に愛されていたことを知れる素晴らしい一冊。2023/01/23