内容説明
シュトルムを手垢にまみれたものからもっと生き生きしたものにしたい。その期待に応える最新シュトルム論集。
目次
第1章 シュトルムと市民層(立ち尽くす父親―十九世紀ドイツ市民層におけるパラディグマの転換;シュトルムと「教養市民層」;シュトルムとテニエス)
第2章 作品研究(『インメンゼー』―民謡『尼僧』と詩『森の中で』;『海の彼方より』のヴィーナス像をめぐって―シュトルムとアイヒェンドルフ;『森の片隅』―フォンターネの批判をめぐって ほか)
第3章 シュトルム作品をめぐる諸問題(シュトルムの描いた調度類と人々;シュトルムと映画―その歴史と問題点;ドイツ語教材としてのシュトルム作品)