内容説明
理想的なロイヤル・カップルと言われた国王夫妻の結婚にいたるまでの経緯―人工中絶を合法化する法案に署名を拒否し、国王を退位するまでの強い信念―国内の民族的な分裂をまとめ、国民の“父親”として信望を集めた人間味あふれる人柄―生前明らかにされることのなかった王の秘められた内面を、王の信仰の導き手であった著者が、いま、「畏敬の念をもって」明らかにする。
目次
第1部 思い出(思いがけない招待;婚約にまつわる秘話;国王夫妻)
第2部 国王の人生を知る鍵、内なる魂の歩み(国王の人生を知る鍵;内なる魂の歩み)
第3部 苦難と父なる神への信頼(苦しみのなかで;静かに聞く死の足音;祖国への最後のメッセージ―スペインでの死と国葬)
第4部 ある人生のこだま(復活の神秘に満ちた告別;人々の証言)
エピローグ 死者の記念の意味
補遺 教会における聖母マリアの役割
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