内容説明
動物は思考力のないロボットである。その行動は遺伝的なプログラムによってすべて決められている…このデカルト流機械論を生物学者たちはかたくなに標榜してきた。しかし、動物たちは驚くほど柔軟な行動をする。ならば、動物にも思考力があるとしてみたらどうか。動物行動の世界的権威なればこそ発しえたこの提言をきっかけとして、動物行動学、行動生態学、動物心理学、神経生理学等々の垣根が取り払われ、フィールド・ナチュラリストたちの活動を制限していた拘束着が捨て去られた。動物の行動研究に大いなる可能性を開いた記念碑的著作!
目次
動物は何を考えているのか
他者
生きるために
食べる者と食べられる者
加工物と鋳型
道具とその製作
科学的な証拠
動物の心の窓
象徴的コミュニケーション
生まれながらの心理学者
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- 和書
- 磊々 - 句集