内容説明
性は、もともとは遺伝子の論理であった。しかし今や、人間の性は、さまざまな社会的文化的現象と関係しているように思われる。人はなぜ恋愛するようになったのか。なぜ結婚するのだろうか。不倫や売春、同性愛やマスタペーション、それらはいったいなぜあるのか。性は、なぜ恥ずかしいものとされるのか。さまざまな人類進化的知見をふまえて、これら疑問に真っ向から立ち向かい、人間とは、愛とは何かの解明を試みた意欲作。
目次
人はなぜ愛するか
愛の起源を考える
6000万年の歴史を背負って
霊長類の性行動を比較する
ヒトの性
性器のかたち
遊びと愛
知能と遊び
言葉の意味
愛と結婚、羞恥心と不倫の関係
未来は子供に託される