内容説明
律令制下において九州諸国の総管、軍事・防衛、外交や宗教など多様な機能を有した大宰府の研究を総括。とくに政治と軍事に焦点をあて論究し、菅原道真と天神信仰の成立にも言及するなど、古代大宰府の実像に迫る意欲作。
目次
大宰府研究の軌跡
第1部 大宰府の政治と官人―大宰府のまつりごと(大宰府の官司;大宰府の官衙と木簡;木簡からみた筑紫館の役割;大宰府と官道の整備;大宰府官人の餞宴と駅家;菅原道真と大宰府)
第2部 大宰府の軍事と宗教―大宰府のまもり(大宰府軍制の特質と展開;律令制下の大宰府と古代山城;大宰府と寺社)
大宰府研究の課題
著者等紹介
松川博一[マツカワヒロカズ]
1970年北海道生まれ。現在、九州歴史資料館学芸調査室長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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