内容説明
播磨地域における前方後円墳の動向を成立から衰退まで詳細に検証。その背景をなす政治秩序や社会構造を解き明かし、国家形成との関連性について考察する。
目次
課題の設定と方法
弥生社会の変化―断絶の中期と後期
弥生円形墓の展開
終末期の弥生社会
前方後円墳の胎動
前方後円墳の測量調査
地域圏と前方後円墳
前期前方後円墳の多様性
大型前方後円墳の出現
播磨の前方後円墳と倭王権
風土記伝承と古墳時代
復活する後期前方後円墳
古墳の廃絶と新たな領域支配
播磨からみた古墳時代
著者等紹介
岸本道昭[キシモトミチアキ]
1959年、兵庫県生まれ。大谷大学文学部史学科卒業。大阪府教育委員会を経て兵庫県龍野市(現たつの市)教育委員会へ。参事兼歴史文化財課長、たつの市立龍野歴史文化資料館長を兼任。現在、たつの市立埋蔵文化財センター館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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