内容説明
出土材等の年輪を分析し、暦年代の解明や過去の気候変動の復元に大きな成果をあげている酸素同位体比年輪年代法。その基礎と応用事例をわかりやすく解説する。
目次
第1章 酸素同位体比年輪年代法の背景
第2章 考古学における年代決定と酸素同位体比
第3章 年輪セルロース酸素同位体比の変動メカニズム
第4章 年輪セルロース酸素同位体比の測定法
第5章 酸素同位体比を使った出土材の年輪年代決定
第6章 酸素同位体比を使った遺跡の年代決定
第7章 マスタークロノロジーの拡充で広がる可能性
第8章 酸素同位体比年輪年代法の未来
著者等紹介
中塚武[ナカツカタケシ]
1963年生まれ。大阪府出身。京都大学理学部卒業、名古屋大学大学院理学研究科博士後期課程大気水圏科学専攻・単位取得退学。博士(理学)。北海道大学低温科学研究所助教授、総合地球環境学研究所教授などを経て、名古屋大学大学院環境学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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