内容説明
「考古学」を問う、考古学の書。現代に至る考古学的思考を通観し、世界各地の集落にかかわるデータを網羅的に呈示。そこから読み取れる、考古学的痕跡をとどめにくい居住形態を採った遊動者の存在を浮かび上がらせ、人間活動の歴史的盛衰から脱進化論へ至る道を探る。
目次
序章 考古学と近代
第1章 近代科学としての考古学
第2章 西ユーラシアの集落形成
第3章 東ユーラシアの集落形成
第4章 倭の集落形成
第5章 衰滅・流亡論の構築
著者等紹介
川西宏幸[カワニシヒロユキ]
1947年徳島県に生まれる。1976年京都大学文学研究科博士課程(考古学専攻)修了。財団法人・古代学協会を経て筑波大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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