内容説明
稲作到来以降の漁撈や狩猟、植物採集活動といった食料獲得の実態を考古学、民族学、民俗学の資料などから多角的な視点で再検証し、それらの行為が食料事情を支えたばかりでなく、祭祀的・儀礼的な意義があったことを積極的に評価する意欲作。
目次
第1章 日本古代食料獲得研究の意義
第2章 海面漁撈と古代社会
第3章 内水面漁撈と古代社会
第4章 古代狩猟の実態と民族考古学
第5章 堅果類採集―民俗誌の検討から
第6章 古代食料獲得の歴史的意義
著者等紹介
種石悠[タネイシユウ]
1977年静岡県生まれ。2000年東北大学文学部卒業。2003年東北大学大学院文学研究科博士前期課程修了。2009年筑波大学大学院人文社会科学研究科博士課程単位取得退学。東京都教育庁学芸員を経て、現在、北海道立北方民族博物館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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