内容説明
約5千年前、西アジアで生まれたガラスが、政治的・呪術的意味を付加されつつ、中国をはじめ東アジアに伝わっていく様相を丹念に追究。ガラスを通して、東アジア各国の社会の動きを鮮やかに描きだす。
目次
序章 ガラスの特性と西方における発展
第1章 東アジアへのガラスの伝来と発展
第2章 漢代中国のガラス製品と社会
第3章 漢帝国の広がりとガラス製品
第4章 激動の東アジアとガラス
第5章 ガラスにみるシルクロードの爛熟と仏教の隆盛
著者等紹介
小寺智津子[コテラチズコ]
1969年、愛知県生まれ。1993年、東京大学文学部史学科西洋史専修課程卒業。三菱電機株式会社に勤めた後、1999年、東京大学文学部歴史文化学科考古学専修課程に学士入学。同課程卒業の後、2011年、同大学院人文社会系研究科考古学博士課程単位取得満期退学。現在、国士舘大学21世紀アジア学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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