内容説明
新進の研究者を結集して過去・現在の研究成果を検証し、将来的展望をみすえつつ縄文研究の新地平を探る。
目次
1 総論(縄文時代の古生態系)
2 気候と海進・海退(海水準変動と気候、海進・海退)
3 人と大地の関わりあい(ハイドロアイソスタシーと遺跡群;平野の形成史と遺跡群;火山噴火と遺跡群1―島根県三瓶火山の噴出物によって埋没した遺跡群;火山噴火と遺跡群2―火山とともに生きた人びと)
4 人と植物の関わりあい(縄文時代の植生史;花粉化石と古生態;木材・種実遺体と古生態;植物珪酸体と古生態;昆虫と古生態;微小陸産貝類が示す古環境)
5 植物の食利用(野生食用植物;クリ;雑穀;土器圧痕にみる栽培植物;イネ(遺存体、プラント・オパール分析)
イネ(DNA分析)
エゴマの栽培と利用法
外来植物をめぐる諸問題)
著者等紹介
小杉康[コスギヤスシ]
1959年生。現在、北海道大学大学院教授
谷口康浩[タニグチヤスヒロ]
1960年生。現在、國學院大學准教授
西田泰民[ニシダヤスタミ]
1959年生。現在、新潟県立歴史博物館
水ノ江和同[ミズノエカズトモ]
1962年生。現在、文化庁
矢野健一[ヤノケンイチ]
1959年生。現在、立命館大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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