内容説明
プロにもプロでない人にも分かりやすくおもしろい!旧石器時代から江戸時代まで、北海道から沖縄まで、これまでに得られた考古学的調査の成果を綴り合わせ、日本列島史の全貌を描き出す。
目次
第1章 日本列島の風土
第2章 移動する生活:旧石器文化
第3章 定住する暮らし:縄文文化
第4章 稲作農耕の開始:弥生文化
第5章 巨大な墳墓:古墳文化
第6章 統一国家の出現:古代の文化と社会
第7章 変わる社会:中世の文化と社会
第8章 新しい学問の誕生:近世の文化と社会の新視点からの解明
第9章 列島の北と南:「北の文化」と「南の文化」
著者等紹介
藤本強[フジモトツヨシ]
1936年東京都生まれ。1959年東京大学文学部考古学科卒業。同大学院(博士課程満期退学)、助手、助教授(北海文化研究常呂実習施設勤務)を経、1985年~1997年東京大学教授。1997年~2002年新潟大学教授。2002年~2007年國學院大學教授。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なお
1
気候の話から始まり、考古学的な成果から日本史を補強するような内容。日本列島を北の文化・北のボカシの文化・中の文化・南のボカシの文化・南の文化に分類。中の文化に統一される前の、それぞれの文化、特に大洞式(亀ヶ岡)土器の模様や漆の美しさを改めて知り、北のボカシの文化に興味をもった。2025/06/28
kanaoka 57
1
日本人論を語るうえで、知っておかなければならない必須の教養ではないでしょうか。 大変わかりやすく、読みやすい。関連の知識と合わせることで、深みが増す良書と思います。2015/04/13
ぼたん
1
考古学に初チャレンジです。プロじゃないけどわかりやすかった。日本の気候風土から縄文〜江戸までの幅広い時代について書かれてあります。日本の採取、漁猟、狩猟だけで定住すると言うのは珍しいケースなんですね。2012/07/17