内容説明
人類史のなかに重要な位置を占め、今なお世界各地で日常的利器として用いられる土器。その製作手法を民族誌および実験考古学的見地から検証し、技術史・社会史・文化史等さまざまな分野に問題を提起する。
目次
第1部 民族編:世界各地の土器づくり(韓国・済州島のオンギ(甕器)づくり
バングラディシュの西部の伝統的土器づくりにおける成形手法の選択
シリアの民族誌から見た土器生産の専業化
エジプト、オアシス地域における土器製作の民族誌
エジプト、ファイユーム・ナズラの叩き成形)
第2部 考古編:実験・遺構から見た土器づくり(弥生土器の焼成技術;黒色土器づくり;韓国陶質土器・日本須恵器の実験的色調復元;中国新石器時代土器の焼成と地域性;エジプト先王朝時代・ヒエラコンポリス遺跡の土器焼成施設)
著者等紹介
佐々木幹雄[ササキミキオ]
1949年生。早稲田大学本庄高等学院教諭
齋藤正憲[サイトウマサノリ]
1971年生。早稲田大学本庄高等学院教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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