内容説明
「地域の個性をあらわすシンボル」「未来を見通す望遠鏡」である遺跡の過去・現在・未来を、最新の発掘データをふまえ、1冊に凝縮する。
目次
1 吉野ヶ里遺跡の発見
2 吉野ヶ里遺跡の自然的・歴史的環境
3 発掘調査の経過
4 発掘調査の成果
5 吉野ヶ里遺跡にみる交流
6 吉野ヶ里遺跡と邪馬台国
7 吉野ヶ里遺跡の保存と歴史公園化
著者等紹介
七田忠昭[シチダタダアキ]
1952年、佐賀県生まれ。国学院大学文学部史学科考古学専攻卒業。現在、佐賀県教育庁文化課吉野ヶ里遺跡担当主幹
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感想・レビュー
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アキ
84
「国営吉野ヶ里歴史公園」は東京ドーム25個分の広さに外環濠、内環濠、数多くの竪穴式住居と高床倉庫、物見櫓に高さ16mもの祭殿。南内郭と北内郭、墳丘墓と530基もの甕棺墓と弥生人骨。圧巻の遺跡跡でした。佐賀平野東部に縄文晩期から古墳時代前までクニがあったのは脊振山地、有明海、川、丘陵という立地と青銅器、ガラス、石製玉、染織布など手工業の発達、稲作の伝来による。邪馬台国倭王卑弥呼が居たとしても全く遜色ない。古墳時代に突如として寂れた原因は不明だが、日本人のルーツを知ろうとするのに訪れて損はない場所である。2021/03/13
ふるこ
2
吉野ヶ里遺跡について知りたくて図書館で借りたが、この本は専門的すぎて難しかった。論文に近いので「吉野ヶ里遺跡って何?」というレベルの人には向かない。2015/11/16