内容説明
人類史上のエポックメイキングな出来事としてきわめて重要な「農耕の開始」と「都市社会の形成」を研究するうえで、ひとつのカギを握るハラフ文化。著者は考古学的・民族誌的アプローチをもって社会経済的側面からこの文化の本質をさぐり、西アジア先史時代の真相に迫ろうとする。
目次
ハラフ文化研究の目的と研究史
自然環境的背景とハラフ文化の定義、遺跡分布、地域ごとの特徴
ハラフ文化の編年
トロス
集落とセトゥルメント・パターン
生業と経済
墓制
結論:ハラフ文化の特質
著者等紹介
常木晃[ツネキアキラ]
1954年東京都生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科中退。東海大学文学部講師を経て、現在、筑波大学人文社会科学研究科助教授、博士(文学)
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