内容説明
出羽国黒川村に伝わり、現代まで約500年の長きにわたり脈々と受けつがれてきた黒川能。その歴史をたどりながら、近世における興行のあり方を追究し、黒川村の人びとが芸能をどのように捉え、向き合ってきたのかを考察する。
目次
序章 黒川能の里(黒川村と春日神社;黒川能の起源)
第1章 黒川能と庄内藩酒井家(大名と芸能;最初の黒川能上覧 ほか)
第2章 黒川能の興行と地域(江戸時代における芸能興行の展開;庄内藩における芝居興行と黒川能 ほか)
第3章 開帳能の様相(開帳能にむけて;それぞれの開帳能)
終章 黒川能と近代(明治維新と黒川能;天覧能とその後)
著者等紹介
桜井昭男[サクライアキオ]
1959年埼玉県川口市生まれ。1982年中央大学文学部史学科国史学専攻卒業。1998年日本大学大学院文学研究科日本史専攻博士課程満期退学。現在、日本大学通信教育部インストラクター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 洋書
- Good Cook