内容説明
明治中期、青年団が若者仲間に代わって登場し、時代の波のなかで様々な役割を演じる。本書は、「青年」が20世紀を通じてどのように概念を拡張させ変化し、そして失われようとするかを、淡々と描き出す。
目次
序章 地域の「若衆」と「青年」の現実
第1章 「青年」の誕生
第2章 「青年」概念の拡張
第3章 青年の時代
第4章 移民地の青年
第5章 植民地等における青年
第6章 青年の国際組織と対立
第7章 枢軸側の青年運動の連携
第8章 戦後世界青年組織と日本青年団体の国際化
第9章 戦後地域青年団の動向と日本青年団協議会の成立
第10章 「青年」の喪失
おわりに 地域の生き残りと「青年」の再生
著者等紹介
多仁照広[タニテルヒロ]
1948年2月東京都深川佐賀町に生まれる。東京都立墨田川高校、中央大学大学院文学研究科博士課程。現在、敦賀短期大学日本史学科教授・同地域交流センター長、国税庁税務大学校租税史料館研究調査員
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