内容説明
キクは春のサクラとともに、古くから親しまれてきた、日本を代表する花です。キクづくりも各地で行われ、とりわけ、江戸時代には、地域によって独特の系統、品種が生まれるなど、園芸植物の中でもきわ立った発展を遂げてきました。本書は、秋ギクの中でもとりわけ愛好者の多い大ギク(厚走り、厚物、太管、間管、細管、針管、大掴等)を主体にまとめました。それらの中で、最近発表された最新花、人気花、銘花を中心に、一品種ごとにカラーで紹介し、それぞれの品種の、来歴、分類、色彩、葉性、生長、花季について述べ、栽培上のポイントについて具体的に記述しました。また、基礎知識編、栽培編では、入門書としての役割を果たすようにまとめてあります。
目次
キクの種類
厚走り
厚物
太管
間管
細管
針管
その他(大掴;広熨斗・美濃菊)
基礎知識編
栽培編
附録