内容説明
綿密な世帯調査に基づき、エジプト経済の基底をなす人口移動、出稼ぎの実態を分析して、「貧しい農村、富める都市」という従来の単純な二元論を覆す新鋭の力作。
目次
1章 エジプト農村部と大カイロにおける就業と所得分布の構造(所得の空間分布;農村部の地域類型;大カイロの地区類型)
2章 農村出身者の大カイロへの労働移動(調査地と調査世帯の概要;送り出し地域の特徴;大カイロ労働市場への参入)
3章 調査地における農村出身者の就業と所得・貧困(調査地への定住―住宅の確保;農村出身者と大カイロ生まれの所得と就業;貧困と消費)
著者等紹介
岩崎えり奈[イワサキエリナ]
1989年上智大学外国語学部卒業。2006年一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。在チュニジア日本国大使館専門調査員、日本学術振興会特別研究員PDなどを経て、一橋大学大学院経済学研究科特任講師。専攻はエジプト・チュニジアを中心にした中東社会経済研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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