「今、ここ」にかかわる看護―患者支援のためのコミュニケーション

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  • サイズ A5判/ページ数 224p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784886025326
  • NDC分類 492.9
  • Cコード C0047

内容説明

事例の状況と「これぞナースの仕事」と思われる場面とコミュニケーションのプロセスが克明に書かれている。入院中の事例が中心だが、外来、訪問看護での場面を取り上げている。壮年期から老年期を中心に、学童期と青年期の事例も取り上げ、各発達段階を理解できるように配慮した。また、ターミナル期にある人、慢性疾患を持つ人、検査や手術を受ける人、リハビリテーション中の人、障害を持ちつつ生きる人などあらゆる健康障害の段階の事例を網羅。さらに、ケアリング、行動変容、否認、喪失、悲嘆、自尊感情、障害の受容、カウンセリングなど、さまざまなキーワードが含まれ、事例にもとづいて解説されている。

目次

見ようとしないと見えないその人らしさへのかかわり―検査目的で入院している狭心症患者の事例
瞬時に診て、看取る―外来で診察を待つ初診患者の事例
行動変容をもたらすかかわり―外来場面における糖尿病患者の事例
「今、ここ」を支えるかかわり―手術を受ける乳がん患者の事例
援助を通して学ぶ“ケアリング”―再発がんで手術を受ける患者の事例
ターミナルステージにある患者・家族とのかかわり―原発性肺癌で肝転移した事例
子どもの思いをひきだすかかわり―タイミングが大切な小児白血病再発事例
障害をもつ子どもを育てる母親への援助―脳性マヒ児の事例
セルフマネージメント支援の患者教育―看護相談場面における不定愁訴患者の事例
喪失・悲嘆へのかかわり―向老期における脳卒中患者の事例〔ほか〕

著者等紹介

任和子[ニンカズコ]
1962年京都生まれ。1984年京都大学医療技術短期大学部看護学科卒。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。京都大学医学部付属病院で看護婦として勤務。その後、教育の場に職を移し、京都大学医療技術短期大学部、名古屋大学医学部保健学科を経て、現在、滋賀医科大学医学部看護学科助教授。ストレス・コーピングや健康行動、患者教育に関する研究をしている

豊田久美子[トヨダクミコ]
1956年生まれ。京都精華大学大学院人文学研究科修士課程修了。京都市立病院看護婦、京都府医師会専門学校専任教員、京都大学医療技術短期大学部講師を経て現在、滋賀医科大学医学部看護学科助教授。足浴ケアを中心に“看護介入方法の検証と開発”や“末期がん患者の看取りの構造と感情労働”の研究を行っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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