内容説明
瀬戸内海に浮かぶ小豆島には、お遍路さんが巡る八十八ヶ所霊場がある。霊場の歴史や由来、遍路の習俗、巡拝体験記から、数多くのカラー写真を交えた札所寺院紹介まで、小豆島霊場の魅力を余すところなく伝える。
目次
小豆島霊場の風景
小豆島霊場とは(小豆島霊場の歴史;小豆島遍路―時空を超えて大師の足跡をたどる祈り;この生命を共に生きる―釈尊からお大師さまへ ほか)
小豆島札所案内(小豆島霊場総本院;第1番洞雲山;第2番碁石山 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JADE
17
あれからもう1ヶ月たったのかぁ、と旅行の復習。1番洞雲山と2番碁石山があまりにも素晴らしかったんで、小豆島八十八ヶ所霊場に俄然興味がわいた。その古い歴史、お遍路さんのしきたりや道中の様子など、とても興味深く読んだ。八十八ヶ所すべてを巡るのは無理だけど、18番石門洞、42番西ノ瀧、72番笠ヶ瀧など、お参りしてみたい霊場がいくつも見つかった。この本を読んだことが、次に小豆島を訪れる予習になってくれますように。 ☆42022/11/01
suntalk
3
2年前に四国八十八カ所を歩き遍路を終えてから遍路関係のいろんな本を手に取るようになった。そのうち小豆島遍路のあることを知り、内澤旬子『島へんろの記』を読み始めたが、スマホ片手に小豆島霊場マップと札所を検索しながらは結構煩わしく、紙のガイドブックはないかと見つけたのがこの本である。3分の1近くは小豆島遍路に関する成り立ちやら遍路への誘い等、この辺は四国遍路と被る部分もあるのでざあーと読み流す。残り3分の2の各霊場の写真と解説部分は、『島へんろの記』を読みながら片手にするのに重宝だ。小豆島遍路にも行きたい。2025/01/31