内容説明
かつて日本人僧侶の熱心な布教が行われた台湾では、その精神が温かい心と深い信仰心となって今に引き継がれている。ゆかりの寺院により創設された三十三観音めぐりは、台湾の文化を知り、忘れかけていた本物の豊かさに触れる心の旅―。
目次
臨済寺(台北市大同区)
十普寺(台北市中正区)
霊泉禅寺(基隆市信義区)
金龍寺(台北市内湖区)
凌雲禅寺(台北県五股郷)
慈悟寺(台北市士林区)
報恩寺(台北市士林区)
昭明寺(台北市士林区)
大覚院(台中市西区)
宝覚寺(台中市北区)〔ほか〕
著者等紹介
東海亮道[トウカイリョウドウ]
1939年(昭和14年)、岐阜県生まれ。1964年(昭和39年)花園大学卒業、1965年池坊実践学園卒業、1965年~1999年私立博愛保育所園長、1979年(昭和54年)永昌寺住職となり同寺の発展に努め、現在に至る。1972年にタイ国・台湾を単身旅行以来、現在まで訪台二十数回に及ぶ。1997年に台湾三十三観音霊場の創設を発起、2001年4月に台湾にて台湾三十三観音霊場開光典礼挙行し、台湾三十三観音聖地巡拝に尽力している
陳水源[チンスイゲン]
1937年生まれ。台湾観光協会大阪事務所前所長、観光局組長、処長を歴任、現在顧問。農学博士
黄桜楚[コウオウソ]
1945年拓殖大学卒業、その後安城農事試験場種芸部岩槻先生の稲作品種改良研究生となる。1947年に台湾帰国、台南農事試験場技師、台湾製糖元明治製糖研究室技師、農務課長などを経て定年退職。現在は東呉大学特聘講師、拓殖大学台湾学友会連合会長、台湾三十三観音聖地聯誼会事務長
野川博之[ノガワヒロユキ]
1968年(昭和43年)生まれ。横浜市出身。1991年、早稲田大学第一文学部中国文学専修卒業。1994年、同大学院文学研究科東洋哲学専攻入学、修士課程修了後(1997年)、博士課程入学、現在に到る(2004年単位取得退学予定)。専攻は明清仏教(とりわけ黄檗宗)、および時宗(宗祖一遍上人)を中心とする日本浄土教。2002年9月より台湾に留学中
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