内容説明
ピカソから村上隆へ、ゲーテからサイードへ、ベートヴェンからケージへ。アート、思想、音楽の歴史を領域横断的にたどることで現代芸術が「みえてくる」。芸術を自分で楽しむための手引書。
目次
第1部 芸術の現代の夜明け―一九〇〇~一九二〇年代(現代芸術のビッグ・バン(色彩の革命;形態の革命)
「抽象絵画」の誕生 ほか)
第2部 政治と芸術―一九三〇~一九四〇年代(全体主義芸術と社会主義リアリズム;西と東、それぞれの戦後)
第3部 モダンからポストモダンへ―一九五〇~一九七〇年代(新しい芸術大陸の登場―アメリカの戦後;楽音からノイズへ―音楽美学と技術の拡大 ほか)
第4部 グローバリゼーション下のアート―一九八〇~二〇〇〇年代(エロス、抑圧されてこそ;“内部”への越境―アウトサイダー・アートの歴史をたどる ほか)
著者等紹介
江藤光紀[エトウミツノリ]
1969年生まれ。一橋大学社会学部卒、同大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。愛国学園大学人間文化学部専任講師を経て、筑波大学人文社会科学研究科専任講師。音楽評論家として『日本経済新聞』(夕刊批評欄)、月刊『ぶらあぼ』、「クラシックニュース」(ウェブマガジン)に継続的に寄稿。また室内楽曲を多数作曲し1991年、2002年、2009年には自作による発表会を開いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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