出版社内容情報
自由の身となるため、高級娼婦のジェシカは“非の打ち所のない紳士”と評判の貴族を誘惑することになるが……?
内容説明
男性の貞節を説いた著書が話題となり、一躍時の人となった哲学者マーク。どこに行くにも注目され、静かな時間を求めて小さな田舎町でひと夏を過ごすことに。そんなある日、マークはふしだらな女性と噂される若き未亡人ジェシカと知り合う。周囲から貞節の鑑として聖人のように扱われうんざりしていたマークは、彼女の率直な物言いに好感を抱く。そして常に自制心を忘れないはずの彼が、ジェシカに対しては次第にその情熱を抑えられなくなっていき…しかし彼女には人に言えない秘密があって?
著者等紹介
ミラン,コートニー[ミラン,コートニー] [Milan,Courtney]
2009年のデビュー以来、たちまち評判となり、NY TimesやUSA Todayのベストセラー作家の仲間入りを果たす。『罪つくりな囁きを』で2012年のRITA賞ベストヒストリカルロマンス部門の最終候補作品に選ばれた。現在は太平洋岸北西部に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
22
邦題、全く内容とあっていなくて残念です。狂信的な母親に育てられ、前作で男性の貞節についての本を執筆中だった三兄弟の末っ子と、彼を誘惑するために雇われた美しい娼婦のロマンスです。二人の心情が丁寧に描写されすごく読みごたえがあるからこそ、邦題が惜しい!女性にばかり罪を科す世への言葉は、著者の叫びなのでは。素晴らしかった。このタイトルのせいで読むのを躊躇されている方がいたらもったいないなあ…最後のお兄さんがすごく気になる!2019/08/18
ベルるるる
4
ヒロインが娼婦に対して、ヒーローがあまりに「できすぎ君」で、ロマンスというよりファンタジー。この邦題は、ちょっといただけないよ。2015/07/31
kyara
4
なんでこの題名??unclaimed 直訳じゃ題名として分かりにくいけど…余りにも内容と違いすぎると思う。1作目の方が好きだけど、これも良かった。二男のお話が楽しみです。はやく出ないかな!ヒロインと両親とのあれこれはもっと書き込んで欲しかった。2013/11/24
ぽこ
3
前作よりも面白かった。ヒーローのために身を引こうとするヒロインが切ないです。しかし、題名がまったく内容にそぐわない・・・。どこがみだらなんだか???2014/02/11
矢田ふみえ
2
娼婦として14歳から生きざるを得なかったジェシカが、体を売らずに 生きていく方法として誘惑する決意をする。貞節の主張のため世間から徳がある人と脚光を浴びているマーク。想いがからみあい、最後はハッピーエンドだった。人格を尊重できるってすごいね。信頼できる兄弟愛があるのも幸せだね。2015/02/11