目次
カッパドキアの歴史(カッパドキア台地の誕生;カッパドキアの興亡 ほか)
ギョレメと岩窟教会群の中世芸術(ギョレメとは「見ることのできない土地」の意;カッパドキアの偉大なる聖バシル ほか)
カッパドキア各地を彩る歴史と景観(ネヴシェヒル―要塞の袂に発達した新しい町;ウチヒサル―三つの岩山の要塞 ほか)
カッパドキアの地下都市(地下都市の遙かなる光芒;デリンクユ地下都市 ほか)
カッパドキアの名物(カッパドキアのダブルノット織り絨毯;カッパドキアの郷土料理 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
306
トルコの中央部、アナトリアに位置するカッパドキア台地。ここはよく知られたように、奇岩が林立する他に類を見ない景観を誇っている。古くヒッタイトの時代からこの地はその歴史を積み重ねてきた。ヒッタイト帝国ハットウシャの遺跡(紀元前1900年頃)が残る。しかし、カッパドキアといえば通常はギョレメの岩窟教会群だろう。奇岩を刳りぬいて作られた教会の数々。ここに到着した時には、たしかに目を奪われるだろう。地の果てまでやってきた感に捉われるかもしれない。ただ、どうだろうか。初期キリスト教会あるいは、初期キリスト教美術⇒ 2023/09/27
Christena
12
カッパドキアに興味があったけれど、どういう歴史を持つ場所なのか、初めて知りました。カッパドキアの歴史に始まり、ギョレメの中世芸術から名物まで、写真いっぱいで行った気分になれる本。個人旅行でまわるのは難易度が高そうだけど、いつかじっくり滞在してみたいと思いました。2014/12/23
更紗蝦
11
生活の場であり、防衛の場であり、信仰の場であるカッパドキアの岩窟教会群は、地理的にも歴史的にも宗教芸術面においても、興味の尽きない場所です。地上の気候は苛酷であるにも関わらず、岩窟の中は人が一年中住める適度な温度と湿度を保っており、害虫類の侵入は皆無というのが、なんとも不思議です。2016/05/19
スプリント
9
写真が豊富で世界有数の地下都市の全容を知ることができます。2016/08/31
阪口まな
3
ネットで知り合った人の影響でトルコに興味を持って、カッパドキアは特に魅力的で、資金を貯めて行こうと思ったら社会情勢的に治安が。家族に止められて断念したまま現在に。やはり魅力的である。2018/03/12