内容説明
新聞連載小説、池宮彰一郎著『平家』のために描かれた挿画全作品655点を一挙掲載。日本の古典『平家物語』の世界に挑んだ大野俊明画伯の高貴で華麗な墨画淡彩素描集。小説と挿画、それぞれの独自の領域で競い合った精華がここに…。
目次
兵乱発起
六波羅合戦
改革の兆し
反対勢力
平家躍進
満つれば欠くる
予兆憂いあり
白虹日を貫く
時移り事去る
山高ければ谷深し
天道是か非か
非龍雲に乗ず
見るべきものは既に見つ
浮生、夢の如し
著者等紹介
大野俊明[オオノトシアキ]
1948年京都市に生まれる。1971年京都市立芸術大学日本画科卒業。1972年京都二条城障壁画模写事業に従事、現在に至る。1973年京都市立芸術大学日本画専攻科修了。第十七回シェル美術賞展三等受賞。1974年第十八回シェル美術賞展佳作。1975年京都市立芸術大学非常勤講師。1978年成安造形短期大学非常勤講師となる。1979年成安造形短期大学専任講師。1982年成安造形短期大学助教授。1987年第九回山種美術館賞展優秀賞受賞。1991年タカシマヤ文化基金第一回新鋭作家奨励賞受賞。1992年成安造形大学助教授。1993年京都市芸術新人賞受賞。1994年滋賀県安土町・文芸の里「信長の館」天守閣内障壁画を復元完成。1997年成安造形大学教授。1998年小学館『おひさま』日本の昔話シリーズ挿絵担当。2000年『オール読物』表紙絵担当(連載中)。2001年日本経済新聞朝刊小説「平家」挿絵担当。2002年大岡信著『折々のうた三六五日』(岩波書店)表紙絵及び挿画担当。現在、京都在住、京都日本画家協会会員、滋賀県安土町「匠の里」名誉講師
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