内容説明
イデオロギーの終焉と価値観の多様化の時代(後近代=ポストモダン)をいかに思惟し生きるか。今日生きることの哲学的省察。
目次
第1章 現代という時代―人間の存在が問いになっている時代(問いとしての人間;人間の全体が問われる時代;「分裂」の時代としての近代;現代人の在り方の問題性;人間の諸営為の問題化;ニヒリズムの時代―ニーチェの「末人」の思想)
第2章 現代のニヒリズム(全てのものの「物量化」としてのニヒリズム;「心の在処」の問題の覆い隠しとしてのニヒリズム)
第3章 人間の存在への問い(人間の存在への問いと答え;人類学の立場;哲学的人間学の立場―マックス・シェーラー)
第4章 死の問題
第5章 痛み
第6章 ポストモダンの思惟(ヨーロッパのポストモダン;仏教のポストモダン;日本のポストモダニズム―久松真一の場合)
第7章 ある別な出立点―パスカル再考
第8章 身体―古くて新しい人間の現在
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- 和書
- 9条改憲 - 48の論点
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- 和書
- 家庭科教育 (第2版)