内容説明
戦後から昭和、平成を駆け抜けた一業界人が綴るエピローグ。「五十余年の時間の襞にちりばめられた幻影が蘇生する」生薬と生きた人々を時代とともに描いた待望の一冊。
目次
第1章 わが尊敬する師友先輩方(剱持久師;佐藤省吾氏 ほか)
第2章 わが骨肉の生薬たち(配慮物質甘草;センブリ問屋間の仕手戦 ほか)
第3章 わがもとに集いしいとしきお宝たち(『傷寒論釋義』と『類聚方廣義』;富永本『類聚方廣義』 ほか)
第4章 わが人生をいろどった旅の数々(初めての北京『中葯大辞典』;成都中医薬大学附属病院調剤室見学 ほか)
第5章 わが人生の雑のそれぞれ(四神と薬方;ちょっとブレイク ほか)
著者等紹介
伊藤敏雄[イトウトシオ]
大正15年、東京板橋で生まれる。昭和25年和漢薬種問屋内田商店へ入社。社長、会長を経て平成15年退社。この間、漢方生薬研究誌『和漢薬』を編集発行。平成7年薬事功労者厚生大臣賞受賞。社団法人東京生薬協会顧問、日本漢方生薬製剤協会顧問、日本漢方協会名誉顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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