内容説明
会津藩は降伏一年後、青森県の下北郡、三戸郡を中心とする地域を領地に再興を許された。その名も斗南藩―。いわれなき朝敵の汚名を着せられ、挙藩流罪とも称される苦難を強いられた軌跡をたどり、それに立ち向かった士魂を見つめる。
目次
1世紀半 消えぬ無念
近現代貫く「官軍」優位
認知されない将軍の子
「太平の世」固めた正之
家訓に宿る「勤王佐幕」
「ならぬことはならぬ」
蝦夷地警備 藩が志願
江戸湾防備の前面に
一貫して「専守防衛」
幕府全権 ペリーを論破〔ほか〕
著者等紹介
松田修一[マツダシュウイチ]
東奥日報社特別論説編集委員。1955年生まれ。司法や三内丸山遺跡報道のほか、連載「不死鳥になった『はやぶさ』」、「新聞今昔」などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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