内容説明
飛躍的に拡大するM&A(企業買収)。その成功率を高める鍵は何か。事実に基づく「海外企業買収」「事業承継」「MBO」の各ケースを通じ「M&Aアドバイザー」として交渉の全過程を追体験することで、成功に至るメカニズムを鮮やかに検証する。企業経営者をはじめ一般の読者も舞台裏からM&Aの真髄に迫ることができる平易で実践的なM&A戦略論の決定版。
目次
第1章 プロローグ
第2章 戦略を立てる(自分を知る)
第3章 戦略を検証する(相手を知る)
第4章 戦略を進める(周到に準備する)
第5章 交渉する(やる気と情熱)
第6章 困難と向き合う(根気とがまん)
第7章 決断する(スピードとタイミング)
第8章 達成までやり抜く(ビジョンと粘り)
第9章 エピローグ
著者等紹介
山本貴之[ヤマモトタカユキ]
(株)価値総合研究所代表取締役社長。(株)日本政策投資銀行執行役員企業戦略部長を経て、2017年より現職。国内外のM&Aアドバイザリー業務を統括した後、日本政策投資銀行グループのコンサルティング会社の代表に就任。1959年生まれ。1983年日本開発銀行(現(株)日本政策投資銀行)入行。東京大学法学部卒、米国ジョージタウン大学法律大学院修士(LLM)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロバーツ
1
M&Aは経営の一選択肢。時系列でM&Aの進行がわかる。2021/08/23
KEN
0
M&Aをストーリー仕立てで学べる、かなりの良書。2024/04/11
orval
0
M&Aにはテンプレなどなくて、多種多様なスキームがあることがよくわかる一冊。 事業拡大のための海外展開M&A、事業承継に行き詰った老舗企業の売却、親会社から切り離された事業領域の買収先探し、などなど具体的な事例をもとにした話が多く、読み物としても面白い。一気に読める。2022/02/04
あんちん
0
M&Aアドバイザーの一連の取引における業務フローや心情が描かれている。筆者は日本政策投資銀行に勤めたため、案件の幅も広い。2020/05/19