出版社内容情報
信吾と波乃の相談屋の伝言箱の下に捨て子が。若き夫婦はひと足早く子育てを経験することに。大きな転機を迎えるシリーズ第10作。
内容説明
ある朝、相談屋の伝言箱の下に、籠に入った赤子が置き去りにされていた。信吾と波乃にあてた置き手紙が添えられており、放っておくわけにもいかない。若き夫婦はひと足早く子育てを経験することに。その上いつにも増して難儀な相談事が舞い込み、さすがの信吾もてんやわんや。夫婦は困難を乗り越えられるのか?大人気の痛快、軽快、爽快な青春時代小説シリーズ、いったん区切りを迎える節目の巻。
著者等紹介
野口卓[ノグチタク]
1944年徳島県生まれ。立命館大学文学部中退。93年、一人芝居「風の民」で第三回菊池寛ドラマ賞を受賞。2011年、『軍鶏侍』で時代小説デビュー。同作で歴史時代作家クラブ新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
86
帯を見て、ここで終わるの?と思ったら、よく見ると、今度からシリーズのタイトルが変わるだけみたいでした(笑)ミルクのない時代に捨てられた赤ちゃんを育てるの、大変ですよね。結果的にはそこで良い関係ができたんだけど。2023/07/03
onasu
10
通しては10巻目となるこちらは、波乃に子が授かったことが分かり双方の実家も沸き立つ中、相談所の門前に捨て子があり、信吾と波乃は生まれてくる子と共に育てていこうとするが…。 捨て子の成行きはまあそうなるだろう、というところだが、猿回しの猿の三吉と信吾との会話は久しぶりに楽しんでこられました。2023/07/09
ミド
8
今回は将棋の話がなかったせいか読みやすかった。『捨子行』の評判を聞いてすぐ相談屋に捨てられた子供。それだけでも大事件なのに相談が2つも続いてどうする気なのだろうと気を揉みながら読み進めることになる。波乃は妊娠中なのだし、まあそうなるだろうなあという結末だけど、波乃の子を取引の材料に使わなかったムメ夫婦とはこれから良い関係を築いていけそう。ムメの事情を話すことで暗に示唆してはいるけれど。2024/04/26
あいちょ。
3
図書館。 めおと相談屋15作目。 2023/08/23
goodchoice
2
めおと相談所もこれで一段落。新シリーズに期待したい。2023/07/10
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