内容説明
最新情報で迫る絶対権力者の実像!!いま中国中枢で何かが起こっている?ニュースのウラに潜む激動の明日…
目次
メディアは「党」の姓を名乗れ!
習近平主席辞任要求の衝撃
中国言論統制の歴史
「南方週末」の元旦社説すり替え事件
動き出した習近平政権と言論規制
ジャーナリスト30万人の大研修
「官製報道」をあざ笑うネット世論
言論統制の下で読者を拡大する「参考消息」
新聞スタンド強制撤去の波紋
インターネットの急速な普及がもたらした変化
官製メディア報道への反発と当局の対応
インターネットの監視強化と取り締まり
国内規制の一方で対外情報発信を着々強化
習近平主席の政策に新たな変化
著者等紹介
加藤青延[カトウハルノブ]
1954年東京生まれ。東京都立青山高校、東京外国語大学を卒業後、1978年NHK入局。香港支局長、北京支局長、中国総局長を歴任し、2006年からNHK解説委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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田中峰和
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就任以来、習近平が権力強化のため推進してきた政策は3つ。1つ目は組織を再改造し自らが頂点にたつこと。2つ目は反腐敗キャンペーン。3つ目は言論統制で報道やネットに対する締め付け。2016年に入り、権力掌握の動きは加速し、毛沢東時代の個人崇拝復活を目指すように見えた。また、2月半ば、メディアに対して絶対忠誠を求めたが、共産党員やブロガー、中国サイトは反発し、習近平の辞任を求める記事が書き込まれる事態が起こった。経済力は日本の3倍になっても、一人当たりGDPは1万ドル以下の途上国。習近平の舵取りが気になる。2016/10/16