内容説明
攘夷か開国か、日本が揺れ動いていた頃、泉佐野の挾芳園に集った京大坂の文人たち。幕末の激流の中をどのように生きたか。浮丘の周囲をグローバルに見ることで、彼らの実像にも触れ、里井浮丘を核にした京坂文化人の交流を語る。
目次
浮丘が里井家を嗣ぐまで
画師楽亭、国学者隆正来る
京坂文化人との交わり
日根対山を世に出す
対山、京洛第一の画人となる
妹なを(千賀)の御殿奉公―浮丘の「なを」(千賀)宛書簡を中心に
落魄の楽亭
広瀬旭荘来る
尊攘派志士らとの交流
京坂文人社会の崩壊
浮丘の人間像
なお醒めがたき夢の浮橋
著者等紹介
北脇洋子[キタワキヨウコ]
滋賀県生まれ。1954年大阪市立大学法学部卒業。1992年大阪府立高校退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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