内容説明
原初の自然色濃く残る渓流をフィールドとする、沢登り、源流釣りは、もっともよく自然とふれあい、その豊かな恵みを受けることのできる遊びであろう。本書は、渓流遡行の第一人者で、“東京マタギ”と異名をとる、野性の男、深瀬信夫がまとめた、渓流遡行の手引きである。
目次
釣り・遡行記
跋渉術(あこがれの渓へ―計画と準備;源流での必需品を選ぶ―渓の装備;さぁて!源流へ―実戦遡行技術;焚火を囲み至福の夜を―実戦生活技術;大イワナへの夢〈山の幸〉)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つちのこ
3
遡行同人梁山泊の著者の技術書。沢屋ならぜひ読んでおきたい一冊だと思う。著者の長年の遡行経験からのノウハウが詰まっており、泥臭い沢の世界にはその経験は大いに参考になると思う。渡渉のや雪渓の処理、ロープを使った登攀技術は道具が進歩した今も、身を守るその技術は変わることがない。(1990.1記)1990/01/20
piccoro116
1
関東の沢屋の大家、深瀬信夫さんの著書。現在も沢登りの教室やアウトドアの講師をしておられます。沢や渓流釣りの世界では有名人ですね。遡行同人、梁山泊の代表もされています。これは1989年に出された物。 沢に必要な道具や技術や沢の楽しみ方などを記したもの。これを見て驚くのは、二十年前と今の沢登りの技術がそこまで変わっていないこと。もちろん装備は日進月歩の状態ですが。。。2013/11/22