内容説明
東京渓流釣人倶楽部を創設し、日本渓流釣連盟の副会長として、その長い釣り人生をへて、いまなお現役の釣り人として活躍している著者が、みずから『自己の半生をかけた』と言い切る釣りへの想いを綴った数多くの著者の中から、24編の作品を厳選して収録したもの。その強い個性がみごとに躍動する得難い好随筆集である。
目次
月山慕情
峠
人間回復の旅
さすらい(寸又川・逆河内行)
おとしぶみ
湯岐温泉・和泉屋
奥会津・霧来沢
五家荘への旅
詩集“木苺察”
早池峰神楽
和賀川今昔
非情の「谷」と「山」
信州渓流彷徨〔ほか〕