内容説明
アメリカ人の工業アナリストが実際に来日し、半年以上にも渡って日本各地を調査し記録したこの本はアメリカで大変な話題となっている。世界一の経済大国、そして技術大国となった日本が次に狙うもの、それは通産省の計画と協調による日本国内19地区のハイテクシリコンバレーの建設だ。この21世紀のまたがる計画が完成されると、日本は世界に大きな夢と未来を約束するだろう。
目次
序章 保護貿易主義を乗り越えて
1 技術―競争参加(欧米に追いつけ;日本株式会社から技術立国日本へ;日本式主導型戦略)
2 都市―新しい都市の建設(古代の都から;頭脳都市―筑波)
3 技術的集積都市―ハイテク列島の創造(テクノポリス構想;新・城下町;シリコンアイランド;シリコンロード;テクノポリスは成功するか?)
4 未来―未来に目を向ける(日本の創造性の追究;アメリカはどこへ?)
終章 ハイテク国家・日本への提言