目次
第1講 人間の本を養う―『大学』を学ぶ意義
第2講 大人の学―『大学』三綱領の意味するもの
第3講 知行合一―自己を正すための八条目
第4講 「親しむ」ことからすべてが生じる
第5講 「良知」という鏡で心を照らす
第6講 徳は本なり、財は末なり
著者等紹介
伊與田覺[イヨタサトル]
大正5年高知県に生まれる。学生時代から安岡正篤氏に師事。昭和15年青少年の学塾・有源舎発足。21年太平思想研究所を設立。28年大学生の精神道場有源学院を創立。32年関西師友協会設立に参与し理事・事務局長に就任。その教学道場として44年には財団法人成人教学研修所の設立に携わり、常務理事、所長に就任。62年論語普及会を設立し、学監として論語精神の昂揚に尽力する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しょうご
9
致知若獅子の会に参加するようになって『大学』に出合いました。毎回冒頭を素読するうちに、毎朝5ページくらいを素読するようになりました。意味がわからないままでも素読することに意味はあると思いますが、解説書を読んでみたくなり手に取りました。一度読んですぐに全てを理解できるものではありませんが、『大学』の素読を続ける中でより自分の血とし肉とできたらいいなと思います。2021/02/28
snow
1
伊與田先生の講義録本。語り掛けてくれる文章がわかりやすい。松下幸之助さんや安岡正篤先生など、伊與田先生ならではのエピソードもあって楽しく学べた。折々読んでいきたい。2022/09/20
うまどん
1
無意識に「末」を追いかけがちになっており、「本」の修行の必要性に気付かされました。 備忘録: 成人の意味。同質のものを結び合わせる混合。異質なものを結んで、新しいものを作っていく化合あるいは化成。 中学は調和の学であり創造の学。年をとればとるほど自らを磨いていく努力をすることが大切。 我が強くなると明徳が見えなくなる。だから我というのは雲であり霧である。明徳が明らかになって一体感が起こり、新たにすることが自然と起こる。 自分の持つ鏡を絶えず澄まして行く努力が必要。 2020/01/13
shellgai
1
「大学」というのは昔から読み続けられてきた本だけにシンプルな内容ながら奥が深い。じっくり再読したい。2010/12/08
孤灯書屋
0
⭐️⭐️⭐️⭐️2021/10/10