あなたの夢はなんですか?―私の夢は大人になるまで生きることです。

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  • サイズ B6判/ページ数 172p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784884746964
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

沖縄を拠点に、アジアの貧困地域に暮らす子どもたちの支援活動を命がけで続けている著者が物質的な豊かさの中で、「本当に大切なもの」を見失ってしまった日本の子どもたち・親たちへ真摯に訴えるメッセージ。

目次

第1章 ゴミの山で一生懸命に生きる子どもたち―フィリピン
第2章 親のために売られていく娘たち―タイ
第3章 スラム街に学校をつくる―カンボジア
第4章 僕たちはマンホールの中で生きている―モンゴル
第5章 生きることはすばらしいこと
第6章 夢の橋をかける

著者等紹介

池間哲郎[イケマテツロウ]
1954年沖縄生まれ。NGO沖縄アジアチャイルドサポート代表理事。JAN(ビデオ撮影・制作業)代表者。沖縄大学非常勤講師。沖縄市平和行政推進委員。おもにアジア(ベトナム、タイ、フィリピン、カンボジア、モンゴル、他)のゴミ捨て場やスラム等の貧困地域を、撮影や支援のために足を運び、そこで見た貧しい人々の過酷な現状や、今日を必死で生きる子どもたちの姿に心を動かされる。私たちの「少しだけやさしい心」で、いかに多くの命が救われるかを実感し、講演、写真、ビデオ等を通して伝えている。2001年西日本銀行アジア貢献賞受賞。2003年琉球新報社会活動賞受賞。2004年沖縄タイムス国際賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

wildchild@月と猫

29
NPO代表の池間さんはすごい。世界に悲惨な現実があることは分っていても、実際に行動に移せる人はごくわずか。自分の仕事をしながら、出来る範囲でアジアの子供達を助ける活動に関わり続けた意志を尊敬する。自分の置かれている場所で、まずは日々を一生懸命生きること。それがボランティアの在り方だという池間さんの言葉は重い。中学生の息子にもぜひ読んで欲しいと思う。2014/07/07

読書実践家

15
大人になるまで生きることが夢。一度でいいからお腹いっぱい食べて見たいと語る少年。車のタイヤの背丈しかない16歳の少年。マンホールに住む子供達。「お父さん、お母さん、私を売らないで。」叫ぶ少女。まだまだ富の配分が拡散していない。まだまだ偏っている。日本がこんなに豊かで、東南アジアやモンゴルにはこんな子供達が生きている。我々がしっかり学んで、この子供達もしっかり学べるように行動できる見識を持っていないといけないと思った。2016/03/20

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

14
池間哲郎さんは元戦場カメラマン。フィリピンのゴミ捨て場(スモーキーマウンテン)で暮らす少女と出会い、1つの質問をする「あなたの夢はなんですか?」。少女の答えは「私の夢は大人になるまで生きることです。」これを聞き池間さんは大声で泣いてしまったそうです。この少女のような子どもたちがどれほど多く、そして環境がいかに悪いものか、貧しさが原因で死ぬ人の数は1年に1350万人、その9割が子どもたちです…。 【SDGs1・2 貧困をなくそう/飢餓をゼロに】2023/07/17

Kyoko

10
日本の中高生に読んでほしい本です。「一番大事なボランティアは自分自身が一生懸命に生きること」池間さんの強いメッセージが伝わってきました。劣悪な環境でも必死に生きる子どもたち、親や仲間を思う子どもたちの姿に涙が止まりませんでした。ほんの少しでも愛をもち、気持ちを傾けることが大事なのだと教えてもらいました。2012/07/26

玲と建

9
【小3娘】わたしはまずしい国があることは知っていたけどこんなにお金や食べものがない国があるなんて知りませんでした。そしてまずしい子どもたちのために多くのボランティア活動がおこなわれているということも知りました。【母】この本を手に取ったきっかけは人気漫画「ワンピース」で主人公の幼少期エピソードとしてゴミ山で暮らす人々が描かれている場面を読んだことと通信教育Z会の小3国語の読解問題でこの本の文章が使われていたこと。小3娘と共に読んでみた。まずは知ることから始めようと。2012/05/10

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