内容説明
平和を守るとは、どういうことなのか。平和問題を考えることは、防衛問題を考えることでもある。防衛費のGNP1%枠論議、日米安全保障体制の問題点、徴兵制の是非など、さまざまなデータを駆使し、現在争点となっている諸問題を鋭く追求する。
目次
第1部 国家の属性としての防衛(国家防衛の本質;国民政治参加と徴兵制)
第2部軍事力と国家防衛(我が国周辺の軍事情勢;日本の防衛政策と防衛力の実態;防衛費とGNP1%枠;日米安全保障体制;軍縮と防衛力整備)
第3部 非軍事的安全確保手段(各種の非軍事的手段;武器輸出の政治経済学;経済援助による安全確保とその限界;多極化世界での経済制裁の効果;東芝機械事件と情報戦)
第4部 安全保障と法制(シビリアン・コントロール;議会制民主主義と非常事態法制)