内容説明
三年に一度の地方検事選挙を控え、町はなにかと騒がしい。そんなある日、デイヴたちは殺人容疑をかけられたホームレスの弁護を引き受ける。とても勝ち目があるとは思えなかったが、ママの推理は選挙の行方をも左右する、思いも寄らぬ事実を明らかにしていくのだった。いくつもの嘘を暴いた後に現われる、意外な真犯人!綿密な伏線とあざやかな謎解きが快感の傑作シリーズ第四弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七色一味
42
読破。なんでこの巻から読むことになったのか不明です(笑)どうやら1巻目と勘違いしたようですが…。☆事件が起こってすぐ、犯人がわかってしまった。答えのわかっているミステリーほどつまらないものはないですな。これって倒叙ミステリーじゃないよね?手法的にもかなり違っているように見受けられるけど…。それとも新手の形式なのかしら。2016/08/28
たち
36
今回、ママの最後の独白は『日記帳』になりましたね。ママが最後に気づいた真実は、私も読んでいて、ずっと疑問に思っていました。何故エドナは浮浪者のスタビンズに薬を盛ったんだろう?と…。その疑問にもママはキッチリ答えてくれています。さすが!あ~すっきりした。2017/09/18
ホームズ
31
地方検事選挙と言うのは日本には馴染みがないので分かりにくい。保安官も選挙とかあったな~。まあ現職の検事も検事補も性格が悪いし、対抗馬も…。そんな中選挙にからんで事件の捜査をするデイヴとロジャー。殺害された韓国人娼婦の秘密とか全体的に良くできていて楽しめる。犯人は意外な人物だけど、確かにちゃんとヒントは出されてる。面白いな~。今回のママの告白相手は日記帳。このパターンでもっと作品を書いてほしかったな~。2016/08/23
ぎすけ
7
地方検事選挙の中、デイヴ達は殺人の疑いをかけられた、あるホームレスの弁護をする。被害者とたまたま犯行の夜に関わっただけの彼には、不利な証拠しかない。ママはデイヴ達の捜査からいつものように、謎を解いていく。前作もそうだったのだが、デイヴがママの力を借りている、という後ろめたさや自分のプライドとかと葛藤があり、それを(前作では)うまく乗り越えたのかと思っていたが、結局まだこだわっていたのか、できれば次があり、そこですべて葛藤とか捨て去ったデイヴが見たいなと思う。2014/07/21
のんたん
5
ママシリーズ、長編第4作目。今回もあらゆる状況、言葉から仮説を組み立て、事件を解決していくママ。今回のママの独白は日記帳という形式でしたが、読み終えてみて、もっと、ママの活躍を読みたかったなぁとさみしい気持ちになりました。文句なし、いいシリーズです。おもしろかったなぁ。2018/05/20
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