目次
第1編 命懸けのゲーム「すい臓がん」(糖尿病の教育入院から始まった;病院の人気者?がん患者になる;覚悟を決めれば、悩まない;一筋の可能性に賭ける;奈落の底で泣いた、笑った;反撃の狼煙;手術までの日々、そして運命の日;術後、ひもじくて、ひもじくて;退院、されどいまだ戦終わらず)
第2編 読む抗がん剤(賢い患者は生存率が上がるだろうか?;まずは標準治療;できること、できないこと;人は、脳でできている;メンタルトレーニングから学ぶ;医師の生態を知る;看護師さん抜きに病院は語れない;医療不信を生みだすもの;がん患者って強いのだ)
著者等紹介
林育生[ハヤシイクオ]
1971年10月10日神奈川県生まれ。2012年4月、糖尿病で入院。2012年5月、すい臓がん、尿膜管がん発覚。すい臓がんは4a期、尿膜管がんは2期。それぞれ5年生存率は、すい臓がん5%、尿膜管がん20%。2012年6月手術。現在、無再発で、会社を営む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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papacy
4
40【命がけのゲーム すい臓がん】大酒飲みで人間味溢れる経営者が、不意のすい臓がんを告知、余命宣言される。本当は辛いはずだが、持ち前の脳天気と自虐ネタで、検査、手術、食事制限などの闘病エピソードを本書で展開。しかし、流石にリスクを取る経営者の視点。「クレーマーを本気で(リスクを冒して)治療する医療機関などないはず」「クレーマーへ対策のために、医療機関の手続き煩雑化、医師も疲弊」。これって本質なの?と疑問を投げかける著者。自分を笑い物にしながら、社会の矛盾を指摘・改善しようとする著者の余裕を感じました。2016/09/18
kupukupu
1
大目玉さん(著者のハンドルネーム)のブログは全部読みました。本の内容のほとんどはブログと同じですが、まとめて読めるので本も買って良かったです。がんに打ち勝つための、医療関係者との関係や、心の持ち方など、とても興味深い内容です。2015/10/08