内容説明
初めて這い這いできたとき、お母さんに拍手喝采してもらって以来、一流校、一流企業、常にひとの賞賛ばかりを求めて生きているエリートたち。万能感に満ち、少しの批判にも耐えられない、それが喝采症候群。
目次
第1章 喝采症候群由来(私の自由連想法;第二十六回の連想要点;連想内容の解釈について;自由連想後の会話;ネガティヴ喝采症候群)
第2章 正気のなかの病気(古沢平作先生の精神分析;性格形成についての私見;大人のなかの一歳児部分;一歳児さんたちとその周辺)
第3章 喝采症候群の終焉
著者等紹介
木田恵子[キダケイコ]
本名、梶原恵美子。1920年生まれ。旧制高女卒業後、昭和16年に故古沢平作博士に師事。日本精神分析学会会員。新潟市社会教育委員、新潟家庭裁判所調停委員、東京家庭裁判所調停委員などを歴任。現在、山王教育研究所顧問(筆名にて)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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不動 明
2
今回の著書も読んでいてかなり胸が苦しくなる思いがしましたが、自分も一歳人の分裂寄りのパラノイアではないかと思いました。ただ私の両親もパラノイアというのも分かり父親は強烈な二歳人パラノイア、母親は一歳人パラノイアの間で0歳人寄りの自分が苦しんできた事が見えてきたのは辛い経験でも読書を通して木田さんに自由連想法をしてもらったかの様な体験でした。あとはやはり当時も木田さんの所にまるで占いをしてもらう感覚で自由連想法をしてくれという輩が沢山訪れ辟易してた模様がうかがえました。2015/08/24
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