内容説明
剣道もわれわれ人間と同様この時代、この社会に生きている。日常にひそむ剣道の文化性、教育性、社会性を透視し、その意義を問いなおす。思索する剣道家作道正夫の剣道論が初めて一冊の本になった。大阪発作道流剣道論。
目次
第1章 競技文化とは何か、勝敗文化とは何か
第2章 私の体験と剣道教育
第3章 剣道近代化の特異性と日本文化
第4章 剣道国際化と競技性
第5章 型文化の崩壊とこれからの日本
第6章 日本剣道形の学び方
第7章 「懸待一致」の上達論1
第8章 「懸待一致」の上達論2
第9章 私のターニングポイント
第10章 湯野正憲剣道論
第11章 稽古で鍛える
第12章 美しく老いる
著者等紹介
作道正夫[サクドウマサオ]
昭和22年愛媛県松山市生まれ。松山北高校から東京教育大学に進み、中野八十二範士、湯野正憲範士に師事する。同大学院修士課程修了。北豊島工業高校定時制、日比谷高校、慶應義塾大学などを経て昭和49年、大阪体育大学に着任。現在、同大学教授。剣道教士八段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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