内容説明
全日本剣道選手権大会6回優勝、うち連覇2回。全国警察剣道選手権大会6回優勝。世界剣道選手権大会優勝。剣道界に新しい風と光をもたらした宮崎正裕と同時代に活躍した剣士たちの青春と試合の軌跡をさわやかに描いた剣道小説。
著者等紹介
堂本昭彦[ドウモトアキヒコ]
作家
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感想・レビュー
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punyupunyu
3
昭和の剣豪、宮崎正裕の伝記。幼少期から全日本で活躍するまでを、淡々と綴っている。フィクション的な要素はなく事実に基づいた記録的な内容だが、もう少し踏み込んで書いても良かったのかもしれません。彼が活躍をして恐らく10年以上がたっているけれど、その名前は色あせていない。剣道にのめりこむ小六の長男でも知っている人です。どのような心持で、どのような稽古に励んだのか、後続のちびっ子剣士に参考になるようなものを期待します。しかし、淡白な内容は、宮崎氏の人柄を表しているのかもしれないなぁ。神奈川剣道の誇りです。2014/04/09
green herb
0
全日本剣道選手権優勝6回、うち連覇2回(どちらも史上唯一)を成し遂げた宮崎正裕の伝記小説です。彼の半生が幼少期から全日本選手権の初期の優勝まで描かれています。堂本さんの歯切れのよいユーモアあふれる文体は読んでて引き込まれます。2013/08/23