内容説明
ハムレット、マクベス、ロミオとジュリエット―名作戯曲の数々をモチーフに、新たに紡がれた10篇の物語。
著者等紹介
イッセー尾形[イッセーオガタ]
1952年生まれ。俳優。1971年演劇活動を始める。一人芝居の舞台をはじめ、映画、ドラマ、ラジオ、ナレーションなどに幅広く活躍。紙芝居や指人形劇の制作、上演も行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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十文字
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イッセー尾形による、シェイクスピアのカバーである。サイドストーリーとか、スピンオフとかじゃなく、カバーである。 今はその余裕はないけど、元ネタをひとつずつ読み返して、また本書に戻ると、印象がまた変わりそうな気がする。2021/11/12
SATOMAN
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ヨリックの手紙 ハムレットの端役、芸人ヨリックの語り。ヨリックが旅芸人一座を評して、「イタリア野郎の学芸会ときたらオツムの弱い人間だらけ、観客は高みから安心してげらげらやってられるという寸法だ。」と語る。芸を楽しむのは上流階級。風刺の効いたヨリックを見るのは居心地が悪いのだろう。ヨリックによるハムレット評が、この物語の肝だと感じた。小利口に立ち回るハムレットのいやらしさを存分に感じた。 荒野の暗殺者 マクベスの暗殺者が主人公。 乳母の懺悔 ロミオとジュリエット、ジュリエットの乳母が主人公。2024/10/20